Jin の 家

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2009年 01月 03日

影響を受けた本「私をスケッチにつれてって」

07年5月、本屋さんでとある絵本に出会いました。
絵本といっても、絵を描く為のHow To的な要素が全面に出ている内容ですので一般の物語形式の絵本とは違いますが、本の外観は絵本です。

「私をスケッチにつれてって」文・絵:永沢まこと

時間つぶしの為に入った本屋さんで私はこの絵本の表紙に、なんとなく引きつけられて手に取りました。
パラパラと見てみると、カラフルな色なんだけど、線画が雑なような。。。
でもたま描く自分の絵に似ているような、親しみ感がありました。

さらに読んでみると、水彩絵の具で色づけする前の描き込みは、ピグマペンをつかって対象物をじっくり観察して下書きなしでいっきに描く事をモットーとしているようです。

そして風景、人物、雑貨小物、目に見えるありとあらゆる物をスケッチして楽しんでいるのが絵と文を通して浮かんできました。そして表紙の子供達の絵を再び見て

「コレだ!!」と ビビビ電撃が走りました(笑)。

実はこの本と出会う本の数時間前、ワークショップで将来のビジョンを描いてたんです。
それは定年後「絵を描くおじさん」として世界中を旅していけたらいいな〜って。
例えば、子供達ひとりひとりに似顔絵を描いて渡すとか。そして子供達がズラ〜っと並んでいる情景を想像していました。絵をもらって喜んでいる姿が目に浮かびました。自分の特技を活かしたひとつの夢です。

しかしここで個人的な課題も浮かんできました。
私はもともと似顔絵を描くのは得意としてきましたが、ものすごく時間がかかるんですね(数時間かかる場合も)。
ある程度似せて描けたかと思えば、やっぱりダメだと消しゴムで消したり、ぐしゃぐしゃと掻き消したりしてました。

だから速く描く事、自信を持って描く事。が課題かな〜と考えていました。

さらに描いているところは人から見られたくない。こういう意識も将来邪魔になるだろうなと思いました。

で、今回この絵本に出会って、「コレだ!!!」って思いました。
ピグマペンでいきなり描く、またできるだけ忠実に観察して細部を丁寧に描くことを推奨しています。人前で堂々と描く。

私にとって、これは一発勝負。引き下がれないし、逃げ場がないし、先へ進むしかない。結果的に鉛筆で描くより早いんじゃないか。と思えてきました。

私はこの絵本を読んでみて、これほどカラフルな色つけは今はまだ出来ないけど、その一歩手前のペンによる描き込みは、”私にも出来そう!やりたい!”と強く思いました。

対象物をじっくり見ながら、ペンでいきなり描くこと。
描きたいところから描き始め、次から次へ広げて行くこと。
早速実践したい。

で、一つ練習がてら描いたのがこれです。
我が家のテーブルの上に散らかっている雑貨です。
影響を受けた本「私をスケッチにつれてって」_e0165900_10639100.jpg

グラスから描き始め、あたりめ、皿とナイフ、目覚まし時計、PHS、ランチョンマット、iPodのチラシ、鏡、マグカッップ、カップ焼きそば(開封前)などなど、目に見えるもの全部描いてみました。
太い線、細い線を描き分けるのが難しかったんですが、なんかこう、手応えみたいなものを感じました。


次はこちら。
松本行きの特急あずさの前の座席シートの背面に傘をぶら下げているところを
描きました。
影響を受けた本「私をスケッチにつれてって」_e0165900_101442.jpg

描き始めは、傘の柄がかかっているカップホルダーからです。
シートの模様は表現しきれませんでしたが、傘はいい感じかも。

電車の中でスケッチするとなると、周りの人の視線が気になります。
でもだんだん調子が乗ってくると気にならなくなりました。


今年は、次のステップとして、色塗りに挑戦してみたいと思います。
それではお楽しみに〜!


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by aiafureru | 2009-01-03 11:14 | 似顔絵・イラスト


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